「あいうえお作文って知ってる?」



さぁ、皆で考えよう!



「知ってるよ。何か言葉を決めて、それを頭文字に短文を作って作文することだよね?」
「ほへ〜、そうだったんでげすか。兄貴は物知りでげすね」
「あぁ、一時期修道院内で流行ったんだよなそれ…。で、それがどうしたんだ?」
「それって結構性格によって答えが違うらしいの。皆だったらどう答えるかな〜って思って」
「ふぅん…。性格ねぇ」
「面白そうでがすね」
「やってみれば?」
「じゃあティリスからどうぞ。御題は…そうね、期間限定部屋も開通したし"ドラクエ"で」
「…限定部屋?」
「気にしない気にしない」
「………」



「う〜ん…じゃぁ、
どんなときも、
楽観的に肩の力を抜いて、
苦しい時こそ、
笑顔を忘れず」



「兄貴らしいでがすね〜」
「確かに性格出てるな」
「ほんとほんと。じゃあ、ヤンガスは?」



「んー…。アッシはこういう頭脳系問題は苦手なんでげすがね…。
どうにかなるさ、
楽に行こうぜ、
苦あれば楽あり、
エイエイオー!」



「…ヤンガスらしいといえばらしいね…」
「なんか、思いついた言葉を並べただけにも見えるがなぁ」
「あははは、性格出てる出てる。じゃ、次ククールね」



「…さて、何にしようか…。
ドニの町で、
乱闘騒ぎになって、
食いっぱぐれた、
エビフライ定食。
…イカサマはバレなかったとはいえケンカっ早い誰かさんの所為で…ブツブツ」
「…アッシの事でげすか? あれはあっちから手を出してきたでがす! 正当防衛でげす!」
「(ていうか…エビフライ定食…)」
「(エビフライ定食…似合うような似合わないような…)じゃ、じゃあ最後ゼシカどうぞ」



「…そうねぇ…。
ドルマゲスの野郎、
楽に死なせてなんかやらないわ、
苦しめて苦しめて苦しめて、苦しめてあげる、
エグいグロいと言われようが気にしないわ。
…うふふふふふふふふふ今度会ったらどうしてくれようかしらうふふふふ」
「ゼ、ゼシカ怖ぇ…」
「怖ッ! 目が、目が本気でげすよ!」
「うーん、僕としては最後の"え"は、"永久に続く苦しみと亡びを"とかの方がいいな」
「あらそう? じゃあそっちにしようかしら」
「(ティリス動じてねぇ!)」
「(冷静にコメントする場面じゃねぇでがすよ兄貴!)」